2012-11に読んだ本
深夜食堂 10 (ビッグコミックススペシャル)にでてくる「きぬかつぎ」とは、新解さん三版にとうてみると
きぬ かつぎ【衣被(ぎ)】 サトイモの子を、皮つきのままゆでて食べるもの。
だと教えられました知らなかった。皮を着物に見立てているので「衣」。日本料理と日本語の美しさにはほれぼれします。広辞苑先生によると秋の季語なんだそうです。実家の里芋でぜひともこのきぬかつぎをやってみたいのだけど、うちの子たちはすでに衣をはがれて寒いところに入れられている。あはれ。
2012年11月の読書メーター
読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:6137ページ
ナイス数:179ナイス「1分間BMストレッチ」ダイエットの感想
『筋肉が硬い人は太る』…ドキッ。流行りのダイエット本みたいに便利に作られた本ではないけれど、理論と実践がわかりやすいです。一日5分、習慣にしよう。
読了日:11月1日 著者:饗庭 秀直寝ても覚めても
読了日:11月2日 著者:柴崎 友香ヒア・カムズ・ザ・サンの感想
うーーん、スッキリせん。パラレルの方は別の本にした方が良かったんじゃないのかな。編集部の注釈を先に読んでいたけど、しばらく混乱した。
読了日:11月2日 著者:有川 浩九月が永遠に続けば (新潮文庫)
読了日:11月6日 著者:沼田 まほかる要介護探偵の事件簿の感想
これ読んだあとに『さよならドビュッシー』読むとまた全く印象が違うんだろうな。ニクい。見て見ぬ振りをしないまっすぐな玄太郎翁、好きです。人を叱れるってすごいとおもう。
読了日:11月8日 著者:中山 七里純愛モラトリアム
読了日:11月10日 著者:椰月美智子究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる
読了日:11月10日 著者:高畑 正幸鍵のない夢を見るの感想
救いがなくてとても辛いほんだったけど、目が離せなくて一気読み。オンナとして生きていくことって、ホラーみたい、と思うときがある。皆がみなそうじゃないだろうけど、目を逸らしてしまいたくなるようなドロッとした気持ちを抱えて生きてると思う。これまでのどの辻村作品よりもどろっと加減がリアルだった。直木賞受賞おめでとうございます。私はこれ好きです。
読了日:11月12日 著者:辻村 深月誰かが足りない
読了日:11月14日 著者:宮下 奈都小川洋子の偏愛短篇箱の感想
読んだことのある作品もそうでないものも、小川さんの解説で新しくかんじる。そっと大切な箱にしまってあるもの、という雰囲気がよく伝わってくる短篇集。
読了日:11月15日 著者:小川 洋子バーにかかってきた電話 (ハヤカワ・ミステリワールド)の感想
ハードボイルド。ニッカウィスキーがなんだか飲みたい気分。もっと高田が出てきてほしかったかな。
読了日:11月18日 著者:東 直己コーヒーもう一杯の感想
客寄せパンダに書道家を引きずり込むんだとばかり思ってました。違った。タイトルの『もう』が切ないね。確かに、頻繁に顔を出す個人経営のカフェって、殆ど無いわ。
読了日:11月18日 著者:平 安寿子坂道の向こうにある海の感想
ウメ子。ウメ子の生涯も複雑だったのかなあ。わたしには、無理。単純じゃないと、無理。
読了日:11月20日 著者:椰月 美智子いとま申して―『童話』の人びとの感想
下関のかの女がでてきた辺りでいったんやめることにする。もっと北村さんの本を読んでからの方が楽しめそうに思えたので。小説ともエッセイとも違う、学術論文みたいなほん。
読了日:11月20日 著者:北村 薫抱擁、あるいはライスには塩をの感想
長い映画を見ているみたいだった。柳島家の長い歴史。
読了日:11月24日 著者:江國 香織パラダイス・ロストの感想
結城中佐の正体に迫りかけた『追跡』の章に手に汗握った。そう簡単には正体掴ませて貰えませんね。いつまで続くのかなあ。大戦がそろそろ始まりそうなのでわきもきしながら、続きを待つ。
読了日:11月24日 著者:柳 広司絲的メイソウの感想
アグレッシブ。部分的に笑いながら音読して、夫に聞かせてやりました。この一冊が出来上がるあいだにずいぶん環境の変化がおありだったみたいで、その辺もたのしめました。群馬気になる。
読了日:11月25日 著者:絲山 秋子トッカンvs勤労商工会の感想
テレビドラマ見てました、面白かったし良くできてたなあと、これを読んで懐かしく思い返す。ぐーちゃんの成長より、錨のことが同世代としては気になるのです。体裁、そうだね、繕っちゃうよね。
読了日:11月26日 著者:高殿 円平成猿蟹合戦図の感想
さて誰が猿で、誰が蟹か。と考えているうちにめまぐるしく変化するそれぞれの立場。まさかの大団円でびっくりだけど、気持ちよくておもしろかったです。奥田英朗『純平、考えなおせ』の主人公が歌舞伎町で転職したんじゃね?とか妄想してしまった。
読了日:11月29日 著者:吉田修一サクラ咲く (BOOK WITH YOU)の感想
中学生にもきっと読みやすいように作られています。自分のあの頃を思い出した(残念ながら女子校だったので色恋とはとんと縁がなかった)。信じることっていいよね、と思える。初恋のひとと結ばれるって結末いいよね。これ、ネタバレですねごめんなさい。
読了日:11月29日 著者:辻村 深月1950年のバックトス
読了日:11月30日 著者:北村 薫深夜食堂 10 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)の感想
きぬかつぎってなんだろう。食べてみたい。
読了日:11月30日 著者:安倍 夜郎