読了
読み終えて
内容がヘビーだった。性描写の部分が多いし、政治の黒幕大物をめぐるやりとりなので一般庶民には??なことばかり。
松本清張の本を読むと、たいてい「人間ってこうも空しい」という思いでいっぱいになるけど、この作品に関しては、舞台の背景(詳細)がつかめないせいもあってか、悶々とすることがいっぱい。
以下、すっきりしない
- 最後に笑っていた彼と黒幕とのつながり具合。
- 間に立っているブローカーの彼とはどういういきさつで関係ができたのか
- ホテルの客というだけでは納得できず。
- 刑事の存在
- 黒幕の過去までたどり着きながら、自分の欲望さえ満たせなかった彼。
- 勧善懲悪を期待しているわけではないが、こっちはシャーロックホームズ並の活躍を(勝手に)期待しているだけに、中途半端な立場だったよな?
- 高速なんとか財団みたいな組織
- 黒幕との関連性が薄くないか?ホテルの殺人は一体・・・という空しさ。
古本で購入した本だから、大切に読まないから理解できないのかも。
やっぱり古本は自分には合ってないよなぁ。