はてなダイアリー  -ひまもてアーカイブス-

2016.1.6以前の記事はダイアリーのものです。

2013-02に読んだ本

ここ2週間の生活。朝起きて、家事、ジョギング、映画に行く。帰ってきて家事、オットと談笑、風呂、寝る。合間に読書。これを毎日繰り返し。何が言いたいか、というと、ぜんぜんぱそこんに触っていない(=日記書けない)、ということ。いやあ映画って、ほんっとに素晴らしいものです。アルゴが作品賞に選ばれて嬉しいです。

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:6457ページ
ナイス数:167ナイス

晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ感想
じくじく、じくじく。読みながら少しずつ、四方を壁が圧縮してくるような前半と、徐々にその壁の厚みがなくなって薄く光がさしてくるような後半、非常に読み応えがありました。
読了日:2月1日 著者:窪 美澄
月の上の観覧車月の上の観覧車感想
なにかを失くす体験のなかから生きること、生かされていることを見つめ直す、という短編集。男性の性(生)と女性のそれはまったくあいいれないんだと改めて感じた次第です。「仕方ない」という言葉、男女で逆の意味で使ってるんじゃないかなあ。そんな気がしました。
読了日:2月3日 著者:荻原 浩
一億総ツッコミ時代 (星海社新書)一億総ツッコミ時代 (星海社新書)感想
わあ、耳がいたい。「成功したい」わけじゃないけど「失敗はしたくない」。「勝ちたい」のじゃなくて「負けたくない」。だから簡単に人を批判・批評することで優位に立とうとする。言葉は暴力になるということをずっと考えながら読了。閉塞感を感じている方は一読あれ。わたしは132ページからが好きです。
読了日:2月3日 著者:槙田 雄司
大人になりきれない大人になりきれない感想
大人になることとは、ひとのことを考えて行動できるようになることだよね。取り上げられてる3人ももちろんこどもっぽいが、黒いランチの女性陣も幼いし、とにかくこんな会社は嫌だ。
読了日:2月5日 著者:平山 瑞穂
ふじこさんふじこさん感想
ふじこさんのような、誰にも分け隔てなく接する人になろうといつも思っている。もうええ歳の大人ですが。自分のことをごまかさないひとは格好いい。
読了日:2月6日 著者:大島 真寿美
ふがいない僕は空を見たふがいない僕は空を見た感想
映画の復習で再読。初読の時は冒頭の強烈な性描写にやられて冷静に読めてなかったと思う。『晴天の迷いクジラ』も読んだ今だからわかるのは、母性(愛)には百点満点なんてないんだな、ということ。というかどんな親であるかなんて人それぞれ違って当たり前だしそれぞれが正解であるということなんだと。理想的な女性のように見える斎藤助産師も不倫してたり結婚に失敗してたりするし、上手に纏められないけどそーいうのひっくるめて全部受け入れて生きていくのが大切なことなんだなと思います。
読了日:2月7日 著者:窪 美澄
ボトムレスボトムレス感想
食べることは生きるうえで重要な行為だと思うが、他人から罰を受ける手段として使われるのは好ましくないなあと思いました。
読了日:2月8日 著者:拓未 司
妖精が舞い下りる夜妖精が舞い下りる夜感想
『レースの模様を決定づけているのは、材料の糸ではなく、糸の通っていない空洞の部分なのだ。つまりわたしは、見えないものを見ていたことになる。』『鋳型に放り込んですませてしまう安易さが、ひっかかるのだ』『傲慢な比喩』小川さんの小説のなりたちがとてもよく分かる、ような気がする。
読了日:2月8日 著者:小川 洋子
ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る篇ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る篇感想
紹介されているなかで既読の本が10冊に満たなかった(海外のものに至っては見事にゼロ)ので、響いた作品を読みたい本に追加しましたありがとうございました。こんな程度の者が本好きを名乗っていて社長からすればちゃんちゃらおかしいのでしょうが、『文学が分からない』者にも愛情を注いでいただけたらと思います。この文章を読んでいると、挑発されてよっしゃ読む!となるよりも、けなされているように思えて落ち込んでしまうことが多いです。とはいえガタスタ屋さんとして信頼してるから読むけれども。
読了日:2月10日 著者:豊崎 由美
ゴールデンラッキービートルの伝説ゴールデンラッキービートルの伝説感想
鮮やかな黄色に魅かれて手にとった本。第7回新潮エンターテイメント大賞受賞作(知らなかった)。表紙をめくったところのクラス名簿と第一章のタイトルでかなりうんざり、な出だしであったことは否定しない、が、なんかするっと読めてしまった。ウサギも強盗も放ったらかしなんだけど、気にならないくらいスルッと。担任がかなり素晴らしい先生であるが、全員が真っ当に成長するわけじゃないんだなあ。主人公3人以外はその後も少しずつクロスしてるのが面白かった。
読了日:2月10日 著者:水沢 秋生
とにかく散歩いたしましょうとにかく散歩いたしましょう感想
ああ、ラブちゃん。今後小川さんのエッセイを読んでも彼のイキイキとした姿は拝めないのかと、思うと淋しいです。読んでいる間はわたしも一緒に散歩している気分でした。
読了日:2月13日 著者:小川 洋子
しょうがない人しょうがない人感想
結婚、子育て、義理の家族、親の介護問題、夫の定年、自分の老い。どれもこれも他人事で済まされない、看過できない内容だったが、アクが強すぎるというのか、それこそごめんなさいマダムの話にずっと付き合わされたみたいな、どーんと重い疲労感。面白くないわけじゃないけど、疲れる。フィクションがもっとあればいいのかな。
読了日:2月15日 著者:平 安寿子
贖罪の奏鳴曲贖罪の奏鳴曲感想
またしてもやられた。残りページが少なくなって不安になってきはじめたところから怒涛の展開。少年院の章は若干だれたか、と思ったけど結末まで辿り着くと不可欠なんだと気づかされる。出てくるキャラのどれもに魅力があって、全然飽きずもっとずっと読んでいたいという気持ちになる。ドーベルマン渡瀬の活躍を今後も期待します。
読了日:2月15日 著者:中山 七里
みみっく(12) <完> (BE LOVE KC)みみっく(12) <完> (BE LOVE KC)
読了日:2月17日 著者:深見 じゅん
かなたの子かなたの子感想
一編読むたびに表紙にもどって「これ、角田光代よね?」と確認を繰り返した。そのたびカバーのお嬢さんに、お前には分からない、と言われているような気がした。暗闇で見知らぬ人に背筋をスッと撫でられたような、不気味なおそろしさ。
読了日:2月17日 著者:角田 光代
銀行仕置人銀行仕置人感想
銀行ってそりゃめちゃかしこしか入れない花形な職場なんだろうけど、次から次へと勘違い野郎を生み出す哀しい環境なんやなー、ぼやーん。主人公が悪に立ち向かう姿は格好いいけど、もっと根本的な改善はできないものだろうかと、フィクションに憤りをぶつけてみる。
読了日:2月19日 著者:池井戸 潤
三つの名を持つ犬三つの名を持つ犬感想
あっという間に読めます。主人公が罪を犯してしまう動機がわたしには理解ができず残念だ。
読了日:2月19日 著者:近藤史恵
終わらない歌終わらない歌感想
『よろこびの歌』から数年後の彼女たちのいまを切り出した短編集。痛々しいまでにまだ熱い姿を見て、自分はどれだけ遠くに来たんだろうかと思う。『コスモス』の奥野さんの「意味なんて後からつければいい」ということばに一番ぐっと来た。聞いてみたかったのはスライダーズ・ミックス。いつもこんな風に音楽と寄り添って生きていけたら幸せだなあ。
読了日:2月20日 著者:宮下 奈都
六〇〇〇度の愛六〇〇〇度の愛感想
通読した。情けないが、それで精一杯。少し聖書には馴染みがあるものの、内容の深いところまでは理解が及んでいないので。勉強して出直します。
読了日:2月21日 著者:鹿島田 真希
わたしの台所手帖 119のメモ (集英社be文庫)わたしの台所手帖 119のメモ (集英社be文庫)感想
食べるの大好きだからこんな風に「好き」がいっぱい詰まっている本は読んでいて元気になる。『どんなにたたずまいがよくても、機能を果たさなければまるで使えない。台所道具はカワイイ雑貨ではないのだ』その通り。レシピ本としては使いづらいが、ヒントはたくさん。
読了日:2月22日 著者:平松 洋子
ホテル・ピーベリーホテル・ピーベリー感想
コーヒー好きなのにピーベリーは知らなかった。『コーヒーの豆は、通常1つの果実の中に2つの豆(種)が平らな面を向かい合わせにして入っているが、まれに1粒だけのものがあり、ピーベリーと呼ばれる。「丸豆」とも言う。』ふうん。ハワイまた行きたいなーと最初は思ってたけど、読んでたらそんな気が削がれちゃったよ。
読了日:2月23日 著者:近藤 史恵
写楽 閉じた国の幻写楽 閉じた国の幻感想
長かったよう。同じ話の繰り返しが多くて。テーマは非常に興味深い。写楽の絵もとい画を初めて見た時に外国人のタッチ?と思ったことがあったから納得できる推理だった。が、主人公の人間性がなんか…自分勝手がすぎる。研究に関係しない人間をばっさり切り捨て、美人東大教授(オランダ語わかる、博学)にあっさり懐いていくところが最後まで好きになれんかったわ。
読了日:2月26日 著者:島田 荘司
青いリボン青いリボン感想
悩める中・高校生はみんな読むといいですよ。家族ってどこかヘンだけど、愛すべきもので、みんな一生懸命なのさ。ばあちゃんに電話したくなったな。
読了日:2月26日 著者:大島 真寿美
僕の心の埋まらない空洞僕の心の埋まらない空洞感想
初めはへーえ、と思いながら進んでいったのに、主人公が少しずつ被疑者に同調していくうちに気持ち悪くなった。ドリーミングな男の一人語り気持ち悪い。心の空洞なぞ他人に頼らず一人で何とかせいや。女はとことんリアリストだと思うよ。
読了日:2月27日 著者:平山 瑞穂

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