はてなダイアリー  -ひまもてアーカイブス-

2016.1.6以前の記事はダイアリーのものです。

齢30にして

まずはじめにおことわり
このエントリーは個人的なメモなので、コメントをいただいても返信いたしません。あしからずご了承ください。エントリーごとに公開・非公開設定できたらいいのに。

育ってきた環境が違うから

なんていう歌の歌詞があった。

  • オット家→父:同族企業の社長、母・上姉夫・下姉夫・下姉:父の会社社員、上姉:公務員
    オットの両親・きょうだいの関係者は会社員だけど家業を手伝う形。そして実家の近所に自宅(一戸建て)を構える。上姉家は子ども3人、下姉家は子どもなし。
  • 自分家→父:公務員(サラリーマン)、母:専業主婦、妹:会社員(サラリーマン)未婚。
  • オット:会社員(サラリーマン)、私:派遣社員(サラリーマン)。
    オットは家業を手伝っておらず、勤務先の社宅住まい。

こんな家族のもとで育った二人が出会い、7年越しの付き合いを経て結婚3年目で今に至る。要はナニワの商人んとこの長男と、地方公務員んとこの箱入り世間知らず娘の組み合わせ。

経緯

  • 4月末
    オット父(面倒なので以後義父)、初期の脳梗塞で倒れ、1ヶ月半入院。6月初旬退院。その間会社のことは義母はじめきょうだいたちに相当な負担がかかったらしい。
  • 6月末?頃
    義父に、個人資産でマンション経営をする、土地は現金化できる資産の範囲で買えたが建物の資金がなく、銀行に借りたいが保証人が必要、だからサインしろ、と聞かされる。この時点で寝耳に水。
    我が家に連絡が来るまでに、退院直後に突然義父がいい始め、あれよという間に話を進めようとするものだから、義母はじめ近しい者にことごとく反対され(義母に至っては離婚届を書いたとかどうとか)、誰も相手にしてくれなかったらしく、義父はかなり憤慨している様子。
    とはいえ、何の詳しい説明もなくいきなりサインてあんた、改めて一度話だけでも聞くわ、という返事をしてその場を収めさせる。電話だったし何とか逃げられた。
  • 8月〜
    義母の母、オットの祖母の容態が悪くなる。義父はその後何も言ってはこないし、義母も仕事どころではない日々を送っていたこともあり、この問題は一旦おじゃんになった(とこちらが勝手に思っていた)。
  • 8月末某日
    毎年恒例の誕生日会(8月生まれがオット関係家族で一番多い)のお誘いあり。楽しそうな文面とは別に、我が家の財務状態を把握できる資料を用意して参加するように、と義父より命令が。はて、ここで改めて前の問題が続いていることに気づかされる。さぁ困った。
  • 9月2日
    • 爆弾投下
      誕生日会開催日。義父はオットだけを宴会の部屋とは別の場所に呼び出し(自分はお呼びでない感じだったが付いていった)、金額とローン返済期間、それからこの物件は必ずフル稼働してすぐにペイできるはず、だから明日にでも竣工しないと損、というとっても都合のいい説明だけを聞かされ、書類一枚をつきつけ「ここにサイン」と迫る。状況を理解する時間すら与えられない。
      「父(義父)を信用していない訳ではないが、あまりに唐突過ぎて(事業の概要すらも知らされていない)ここで即決できることではないので持ち帰りたい。また、家族全員で会議をしてはどうか、第三者から説明すれば聞いてくれるだろう」というオットの提案に義父はキレる。これまで(誰もがきちんと納得がいく説明を義父がしたかは不明)家族の誰もが口を開けば反対をするので、「誰も自分のことをわかってくれない、言っても聞いてもらえない」と、極限の状態で依怙地になっている。(くどいようだがどの程度説明したかは不明)更に義父は、「どうせお前(オット)にも言って分からないだろうから、長男のお前がサインさえすれば間違いない」という論理を展開するので、完全にお手上げ。未就学児じゃあるまいし、「言ってもわからない」とはこれ、舐められたもんだ、と思ってしまった。やるもやらないもここで結論出せ、っていうこと事態非常識だし、私は完全に思考がストップ。
    • 一度は受け入れようとしたらしいオット
      義父が完全に暴走し、家族で孤立無援の状態を憂い嘆いたオットは、「サインさえすれば丸く収まるならするよ(だからみんな、義父の話を聞いてあげて)」と皆が集まる場で(あろうことか)ぶちまけてみたら、逆にきょうだいたちに心配される。「kumagoroちゃん(私)は大丈夫なの?」

      大丈夫なわけありません。無理です。さっきから思考が止まってまして、よく分からないんですが今なんて仰いまして?オット?その宴会で食べたものが全部、出て行った。
    • その場はきょうだいにも諭され、我が家マターとなる
      義母・きょうだいたちの意見→反対だけど義父は言い出したら聞かないので、やるなら義父ができる範囲でやればいい、自分たちは義父には協力しないけど、我が家(オット&私)がどういう決断をしてもそれは支援する。アドバイスとして、義父を通さず自分たちで銀行行って話を聞いてみれば?と言われる。書いてみると随分無責任みたいに見えるが、結局は自分たちで考えて、結論を導き出さねばならないこと。それを無条件に支援するよ、と言ってもらえたのでとてもありがたかった。


環境のせいにはしたくないけど、根本的になにかが違う

義父がなぜここまで周りを敵に回すような真似までして新しい事業にこだわるのか。あくまで個人として今から新しいことを始めたいと思う理由。義父の今の環境、この不況の中社長として立派に会社を支えどんどん成長させているし、この件以外にも個人事業として複数不動産を運営している(らしい)し、子どもも独立しかわいい孫もいる。これから夫婦二人、生活水準を維持していくことはたやすいこと。でも、こんな(私から見たらとても幸せな)現状に胡坐をかいていてはいけない。次の手を打って、もっと会社も大きくして、自分も家族ももっと豊かに、もっと、もっと。この「もっと」という気持ちだけで動いているように思えてならない。早くしないと時間がない、誰かに先手を打たれてしまう、誰にも負けたくない、今のうちに、できるうちに、もっと、もっと。もっとやれば、幸せになれる。これまでずっとやってきたことは、一度だって失敗しなかったから、自分は間違っていない。もっと、もっとやらなくては。
限りなく貪欲で、やる気に満ち溢れていて、やると決めたら貫く意志の強さ。経営者として、家族を支える大黒柱として、頼もしい存在だと思う。
でも、私はその考えに賛同できない。今この瞬間、幸せだからそれでいい、と思いたい。もっと、もっとなんて高望み、自分で手の届かない範囲にまで無理やり背伸びしてまで手に入れたいとはとても思えない。今回みたいな最初に無理(投資)をすれば、あとから楽になるからやれ、という話なんて、自分から最も遠く離れた場所にある話。たとえ義父がすべて整えてくれたとして、結果的に自分の懐は痛まなかったとして、将来的に莫大な資産を生み出したとして、タナボタで何もかもうまくいってオイシイ話だとして、それでも欲しいなんて思わない。なぜなら自分の範囲を遥かに超えているから。ちょっと無理すれば届く、という範囲ではない。自分からは絞っても逆さにして振っても出てこない金額を、更に大きくして手に入れようなんて、間違っても自分の生活から考え付くことじゃない。自分では薄給だの、手帳が4,000円は高くて買えないだの言うけれど、もっと生活が豊かだったら何したい、とも言うけれど、決して現状に不満なんてない。今もこれからも、望めばなんでも手に入れられる、そんな生活を夢見ているわけではない。

  • さも端から何も望まない、今で満足なんて言って強がっているだけ?→それは違う。強がりではない。
  • リスクを負うのが怖い?→怖くないはずがない。なんせ、自分からはどうがんばっても出せない額。
  • おいしい部分はある。せっかくのチャンス、やってみてもいいのに。→確かに意気地がないかもしれない。今の環境を変える勇気がない。だけど、変えたくない。

たとえば義姉たちは自分たちで判断するため、直接銀行に乗り込んでいって色々話を聞いたらいい、と言っているけれど、聞いたところで何が変わるだろうか。
宝くじ3億円に当たったら果たして幸せなのかな、とふと思った。